2013年5月29日

運営と開発が感じる「クリティカル」の違いが埋まらない

相当ヘビーな修正をしている最中。
クリティカルな差し込み修正が飛び込んでくる。

内容をみてみたら「表示が崩れている」。


・・・あるある!!

エンジニア視点から見るとそれってクリティカルじゃないよなぁと思ってしまうこともあるのだけれど、運営しているクライアントにしてみればそうもいかないのだなと最近シミジミ感じる。

この程度でクリティカル…と最初は見る度に嫌になっていたけれど、クライアントにとっては、データがどう移動しているか、どう加工されているかというよりも、今見えているもの・表示されているものが一番クリティカルになるのだということなのだろう。

ほんのすこしの表示崩れで機会損失がゼロだとは言い切れない。
見えるものしか分からないから、そこがクリティカル。

年末から長々と対応してる案件がある。現在進行形で、やーっと最近終わりが見えてきた所。決して美味しい仕事じゃないし、正直大損。シンドイだけだし何回このままブッチしてやろうかと思ったことか。でも、なんだかんだと長くやってきたからこそ、そういうクライアントサイドに立つというよりも…感情移入ができて気づけた。

この「クリティカル」差は、純正運営者と純正開発陣の間では永久に埋まらない。

ここを埋めるのが、全体的なタスクの内容を理解している人がその影響範囲や規模を説明して優先度を相談する…つまり、会社に属していた頃はプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーたちだったんだろうか。

半ば自宅警備員として一人で仕事をするようになって一番最初に感じた負担は、
このあたりの説明や相談に裂く時間が劇的に増えたことだった。

このクリティカル差に悩まされていない人って相当プロジェクト管理の才があるか、もしくは頼れるPM・PLがいる環境にいる人なんだと思う。


ところで、ここを埋める方法なんてPM・PLがいない環境の管理の才がない奴にとっては実際はそんなにない。
  1. 明確にチケット種別とプライオリティの基準を設ける
  2. 諦める
幸い、諦めるに至ったクライアントさんはいないものの、やはり運営サイドからみたクリティカルは開発サイドのクリティカルとは別ものらしく、「管理画面から直せるのにクリティカル」みたいなチケットがポンと飛んできたりする。

その度に、彼らは彼らなりの苦労があったんだな…と思う。
「んだよ。もう帰んのー?っざけんなよー。」
なんて当時は思っていたけれど、ごめんね!ありがとう!

0 件のコメント:

コメントを投稿