2013年6月19日

【週末のお話】頭にきてみたらデススパイラルに陥った(続き)【スロットと夢は似てる】

デススパイラルになるまでのお話

もうすぐ水曜日。
相方くんから電話が鳴って出てみたら少し涙声だった。

反省してたら自己嫌悪に陥ったらしい。




得しないのわかってるのにスロットいっちゃう自分。
行っちゃった結果、心配かけちゃってる自分。

そういう些細な反省から転じて、
人生のロードマップ通りに進めていない、成長しない自分
に激しく自己嫌悪してデススパイラル状態だったらしい。

彼には夢があるのだが、客観的に見て、その夢に邁進しているか、日々を費やして頑張っているかと聞かれると「YES」とは決して言えない。それは勿論本人も分かってる。


・・・色々話して、
電話を切る時には多少、声のトーンが戻っていた。


電話を切ってから、
話した内容や、自分のことを少し考えてみた。


彼がロードマップ通りに進めていない原因は、「成長してない」からじゃないと思う。成長は確実にしてるし、前よりも出来ることは増えた。技術にしたって、こっちが「追いつかれそう」と思う時だって沢山ある。

じゃあ何が原因かというと、ただただ慎重すぎるんだと思う。
夢が叶うまでにたくさんの失敗やトラップがあるはずなのだれけど、そのマイナス要素を絶対に踏まないようにっていう慎重すぎる思考が大きい。


そもそも失敗しない人なんていない。それに、そういったマイナス要素って必ずマイナスで終るというわけではなく、そのマイナス要素の使い方次第で、次は大きくプラスに転じることだってある。

自分もこの1年で大小関係なく散々失敗した。
それでもその失敗はマイナスで終わらないように、なんとかプラスになるようにしたし、そのために無い頭も使った。実際マイナスだけで終わったことってそんなにない。「そんなに」だから勿論、心身ともにガックリ削られるマイナスで終わったこともある。

彼の慎重さは、スロットで例えるなら、
そもそも台に座ってもないのに「当たらなかったらすごい損するかも」って心配してる。
でも当てたい。

いい台に座るためには、
前日閉店間際にデータチェックしにいって、
お財布にしっかり5万くらい詰めて、
朝一に並ばないと
って考えてる。考えるだけで実際にやってないわけだけど。

でも、どんなにデータチェックしたって、いくら朝一に並んだって、吟味したその台が糞台なんてことはザラにある。それなら、目押しするタイミングできっちり目押しして、子役回数数えて台設定を推測して、止め時判断ができる知識量と技量の方が大事なんではないだろうか。すでにその知識と技術は持ち合わせているのに、自信がないか気づいていないか…。

それに、どんな糞台でも天井ってものが存在してて、当たらないままバカみたいに回し続けたら一回は当たる。頑張ってれば一回は夢に手が届くんだわ。

まだ台に座った上で、当たらなかったならいい。
座ってもないのに当たらない心配してる。
でも当てたい気持ちはある。
気持ちはあるのに座ろうとしない。

実際のスロットなら、当たらない心配なんかせず風邪をおしてまでガンガンうてるのに、なぜその夢のためには損してもいいと思えないのか。負けた時の負債の差とか、人生への影響とかも勿論あるだろうけれど。

人生の中で、3回は身の破滅だって思うくらいの失敗したっていいって思う。
それに若いうちの失敗は取り返せるし、若いうちに失敗しておけば、年取ってから同じ失敗して立ち直れないまま寿命を迎えるなんてこともない。やりたいことを夢のまま据え置いて未練たらたらで死ぬよりも、やりたいことやって、頑張ってみて、それでもやっぱり失敗したなら「あー無理だったわw」って事切れる方がいい。

そんなの幻想だよと思う人もいるかもしれないけど、
少なくとも自分はそう思って今はノマドちゃんをしてる。

リスクもあるし、失敗もあるし、思い通りに行かないことの方が多い。
苦労は絶えないし、今まで天然栗色の毛が自慢だったけどいい加減白髪も増えてきた。
それでも、年とって寝たきりになっちゃってから「あれやってみたかったなぁ」なんて後悔するくらいなら今失敗してでもやりたいことやってしまったほうがいいって思うし、実際に今の生活を選んだことに後悔はない。時々、転職サイト見ちゃうことはあるけど、それでもずっとやりたかったこと・やりたかったスタイルの今の生活の方がいいやって思う。そしてその維持のためなら、多少無理もしようと思える。

自分の場合は、データも見ず、朝一にも並ばず、設定推測の知識も目押しの技量もないまま、その時に目に入った台に気まぐれで座ったようなもんだった。だから苦労してる部分は大いにある。

でも彼は違う。
少なくともスタート時点の私よりもポテンシャルは高い。
それにすでに回しはじめている私がいるのだから、隣の台の私を見て「なるほど。この演出は当たり確定か。」とか打ちながら知識を増やしていける。

彼の次のマイルストーンまではもう少し時間があるようだ。
今からでもデータのチェックは十分間に合うと思う。


たかだか風邪気味でスロットいったからといって怒っただけで、ここまで壮大な話になるとは思ってなかったけれど、お互いに今の状況を見つめるいい機会にはなった。

とどのつまり、
男は30を超えたら勝負したっていいんじゃないの
ってこと。

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